車選びで見えるもの

先日、長い間苦労を共にした車を手放しました。

 

長い間と言っても7年。

 

16万キロ走ったところで、様々なトラブルが出てきたので買い換えることにしました。

 

ここ数年で家族が増え、手狭になったこともあります。

 

 

車を調べていると、燃費、サイズ、使い勝手、走りの楽しさ、価格など、気にすべきところはたくさんあるのですが、

 

やはり、デザインに対して強いこだわりが出てしまいます。

 

そして、デザインを重視した時、国産車は「う~ん…」と首をひねることになります。

 

もちろん、国産メーカーにもステキな車はたくさんあるのですが、何かが足りません。または何かがバランスを欠いています。

 

それは何でしょうか。

 

 

僕はセクシーさだと思うのです。

 

欧州や米国の車が持つ、突出した性的魅力を日本車は持ちあわせていません。

 

 

世界的に良いデザイン、売れるデザインは、常にセクシーです。

 

男性的、女性的、ターゲットに合わせて変わりますが、何かしら「性」を連想させる要素を含んでいます。

 

 

ところが、日本人というのはセックスアピールにあまり関心がありません。

 

むしろ、やや引いて見てしまうところがあります。

 

それはそれで日本人の美徳だと思います。

 

 

日本の車は工業技術の集大成です。

 

そこにセクシーさが加われば、なお世界的な評価が上がるのではないかと思うのですが、一朝一夕にはいかないでしょう。

 

文化のバックボーンが必要だからです。

 

あまりセクシーになってしまったら、それはそれで日本車らしくなくなってしまうかも、とも思います。

 

ともあれ、もう少し人間的な魅力を車に求めても良いような気がするのです。

 

長い時間を共にするパートナーなのですから。